年令とともに増えやすくなるのが内臓脂肪。
皮下脂肪は体の熱を保ち免疫力アップなど良い面がありますが、
内臓脂肪が増えるのは何も良いことがありません。
危険な生活習慣病の原因となる厄介な内臓脂肪ですが、
実は、増えやすいのですが減りやすくもあります。
その有効な方法のひとつが「ミートファーストダイエット」なんです。
目次
内臓脂肪を落とすミートファーストダイエットのやり方

タンパク質は、筋肉の原材料であることはご存じですよね。
野菜を先に食べる「ベジファースト」は知られるところですが、
野菜食べることで満腹になるとタンパク質不足になりかねません。
そこで大事になるのが肉から食べるミートファースト!
肉→野菜→炭水化物(糖質)の順番で食べます。
ミートファーストダイエットのやり方3つの手順
1.最初に肉を食べ、最後に主食(ご飯・パン・麺)を食べるようにします
2.肉以外の食材をバランスよく食べる
3.よく噛んで、時間をかけてゆっくり食べる
こうして食べることで食欲中枢に作用して食欲が抑えられ、
痩せホルモンが分泌されやすくなります。
肉は腹持ちがよいので間食防止に役立つし、血糖値急激に上がらず
脂肪が蓄積されにくいというメリットがある。

内臓脂肪を落とすミートファーストダイエット以外の要素

・しっかり空腹を感じてから食事をすること。
空腹感がないのに食べることは避ける。
内臓脂肪を減らすために不可欠といっても過言ではありません。
・睡眠を充分に取る(最低7時間)
ダイエットに睡眠が大事とは聞いたことあるかもしれませんね。
睡眠時間が不足し、睡眠の質が落ちると、
食欲をアップさせるホルモンが過剰に分泌、食欲を抑えるホルモンが減少。
(食欲が湧きやすくなってしまう)
・日常生活の活動でカロリーを消費する
ダイエットのためにジム通いや運動で消費されるカロリーは
ごくわずかなんです。
階段の上り下り回数を増やすとか、こまめに立ち上がるとか
ちょっとしたことを工夫しましょう。
(筋肉量が増えれば内臓脂肪もつきにくい)
・インターバル速歩を取り入れる
内臓脂肪燃焼には水泳やウォーキングなどの有酸素運動が有効。
ウォーキングで「ゆっくり歩く」と「速めに歩く」を
3分間ずつ交互に繰り返す(1日18分、週4日が目安)。

正しい姿勢で大股歩きを心掛けると良いですね。
お買い物の際にもできますよ。

ミートファーストダイエット:タンパク質が重要な理由

肉にはタンパク質が豊富に含まれていますが、
タンパク質・炭水化物・脂質を三大栄養素と呼びますよね。
三大栄養素を全て同じ分量食べた場合、
食欲を満たして抑える効果があるのは「タンパク質のみ」と
研究で証明されています。
このことから最初にタンパク質を摂ることで、
自ずと主食の量も減ってダイエットにもつながります。
一日にタンパク質を摂る量の目安は、
自分の体重×1g(体重50kgの人は50g)が適量。
この程度の少量で効果は充分あるので摂るようにしましょう。

※牛の赤身肉のタンパク質は「良質」です。
脂肪を燃焼させる働きを持つアミノ酸の一種L‐カルニチンを含み
内臓に脂肪がつきにくいんです。
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ミートファーストダイエット:豚肉は太りにくい

豚肉にはコレステロールを下げる役割があります。
あまりの多量の摂取は問題外ですが、
豚肉に含まれているオレイン酸にコレステロールの抑制効果があります。
溜まった悪玉コレステロールを減らし、メタボ体質を防いでくれます^^
これは嬉しいことです。
動脈硬化を防いだりもしてくれるので、積極的に食べたい食材です。

※糖質制限ダイエットでは肉類全般OK。
豚肉の栄養と効果・効能
・豊富なタンパク質
タンパク質というと=筋肉というイメージですが、
臓器や皮膚、髪、爪など体ののあらゆる組織を作るという効能を持ちます。
豚肉に疲労回復効果があるのは知られるところ。
・ビタミンB1の含有量は牛や鶏肉の10倍
ビタミンB1が豊富に含まれていて
糖質をエネルギーに変える栄養分です。
ビタミンB1が不足すると疲労感や倦怠感を感じます(=夏バテ対策に良い)。

<まとめ>
ベジファーストとミートファースト、どちらもダイエットに効果的。
炭水化物を後半に食べることが大事。
ただ、食欲を満たして抑える効果があるタンパク質を摂るなら
ミートファーストの方がおすすめ!
今現在は「ミートファーストダイエット」が主流です。
お肉から食べることで少量でも満足感・満腹感が得られます(=食べ過ぎ防止)。
これからは食べる順番を実行してダイエットを図ってくださいね。
今日も最後までお読みいただき有難うございました^^

糖質を無理なく制限! 管理栄養士監修「食宅便 低糖質セレクト」

肉を先に食べて痩せるミートファーストダイエットが最近大人気。