便の主な成分は、口からの摂取では食物繊維と水分です。
水分摂取量が多ければ便は軟らかくなり、水分が足りない場合には
便が硬くなってしまいます。
便の硬さに関わる水分は、便秘解消に欠かせません。
このように水分は不可欠なのですが、
水をたくさん飲めば便秘が解消する訳ではないということです。
では、水以外に何が重要なのか!?
それは「油」と「マグネシウム」なんです。
今日は、このあたりのことを説明しますね。
目次
便秘解消には水の摂取だけでは不充分:油を摂るべし

油は、リノール酸、オレイン酸、リノレン酸などを含む
不飽和脂肪酸のものが良い。
便の滑りを良くしたり、緩やかに腸を刺激したりして、
ぜん動運動を促進する作用があります。
具体的には、オリーブオイル、グレープシードオイル、紅花油、ごま油など。
手軽で取り入れやすいのは、
「スプーン1杯のオリーブオイルを飲む」のをおすすめします。
<3つの飲み方>
①腸が動きやすい朝食時に飲む!
②多すぎても少なすぎてもダメ!大さじ1杯を飲む
③良質の脂肪酸が豊富なものを選ぶ
便秘解消に効果があるのはエキストラバージンオイルです。
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便秘解消には水の摂取だけでは不充分:マグネシウムを含む食べ物

マグネシウムは、腸内の水分を集めて便を軟らかくしてくれます。
腸の内容物が水分で膨張することで、腸管を刺激して排便が促進されるんです。
<マグネシウムを多く含む食べ物>
マグネシウムは、しらす(半乾燥)に圧倒的に多く含まれます。
その他、含有量の多い順で以下の通り。
昆布、はまぐり、いくら、なまこ、あおさ、あさり、
アーモンド、カシューナッツ、きんめだい、わかめ
ねりごま、小豆(乾)、油揚げ、タコ、ミルクチョコレート
納豆、さくらえび、とうもろこし、枝豆・・・です。
魚介類と海藻類に多く含まれていますね。
また、ココアににも多く含まれます。
ココアにはカルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛などの
ミネラル分が含まれています。
特に牛乳で飲むとカルシウムとマグネシウムのバランスが最も良い。
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便秘解消、マグネシウムの摂取に硬水やサプリも良い

<硬 水>
水には硬度があって、その度数により「硬水」や「軟水」に分けられます。
・硬水
・カルシウムとマグネシウムが多く含まれている。
・それによって飲んだ時の口当たりが重い。多少苦味を感じる。
・軟水
・硬水に見られるような特徴は少ない。
飲み心地まろやかで、さっぱりとした感じ。
便秘薬にも含まれているマグネシウム成分が多い硬水を飲むことで、
腸の働きを活発にし、慢性的な便秘も改善することが期待できます。

冷やしておいた硬水を「起床時」に飲むのが効果的。
(胃腸の弱い人や小さいお子さんには向きません)
睡眠中は副交感神経が優位でリラックスしています。
起床すると交感神経が優位に変わり、、胃腸の機能は抑制された状態。
このタイミングで冷たい硬水を飲むと、腸は刺激されて活発に動き、
便意をもよおす訳です。
硬水を飲んでも便意を感じない際は、硬度が高い水(=マグネシウムが多い)を
取り入れることで改善する場合もあります。


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<サプリ>


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植物性カプセル 120粒 [並行輸入品]
私が飲んでいるおすすめのマグネシウムサプリです。
1日3粒をできれば分けて、食事と一緒に摂取してください。
成分その他:クエン酸マグネシウム、セルロース(カプセル)、
ステアリン酸マグネシウム(植物源)およびシリカ。
マグネシウムは、重要な鉱物です。
これは推定で300もの酵素に必要な補因子です。
これらの酵素によって呼び起こされる反応には脂肪酸合成、
タンパク質合成、グルコース代謝が含まれます。
<まとめ>
大量の水を飲んでいるだけでは残念ながら便秘解消にはつながりません。
水分は便の硬さに関わりますが、飲み方に注意しないと、
ただ尿として排出されていくだけなんです。
(便秘に悩むなら、朝コップ1杯の水を飲んで腸を刺激することは大事)
便秘解消を望むなら、便の滑りを良くする植物性の油や、
便を軟らかくするマグネシウムも食べ物や硬水・サプリから摂ることが重要です。
今日も最後までお読みいただき有難うございました^^
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※摂取量の目安はカルシウム2に対し、マグネシウム1が良いバランスです。