便秘薬を飲むのはすごく簡単なこと。
でも、それだけで便秘対策は良いのでしょうか。
私たちにもできる生活習慣改善はいろいろありますよ。
今日は、ご自分の便秘のタイプを知って
どう対策をすれば良いのかのワンポイントアドバイスをお届けします。
良いと思われることで、実行可能なものは、是非取り入れてくださいね。
便秘のタイプ別対策

1.弛緩性(しかんせい)便秘
デスクワークの人、運動不足の人、
高齢の方などに多くみられます。
腸の蠕動運動が弱くなると、便は水分を吸収されすぎて硬くなります。
高齢者や痩せ型の女性、そして便秘薬の長期服用者に多くみられる。

※玄米菜食とは
肉や魚、卵、乳製品などのタンパク質をできるだけ控え
食事の中心を玄米などの精製しない穀物と野菜中心の食事のこと。
2.痙攣性(けいれん)便秘
職場、家庭などでストレスを持っている人に多い。
生活環境の変化など神経の緊張が続き、
腸の蠕動運動が強すぎて便通が悪くなる。
兎糞(とふん)状の便になりやすく、
肥満型の壮年男性や過敏症大腸症に多いのが特徴。

対 策:ストレスを取り除き、精神的にリラックスすることに加えて
食生活の改善が重要。
3.直腸性便秘
トイレを我慢する習慣のある人や、下剤や浣腸を日頃からの多用により、
直腸の反射が鈍くなって便意を感じなくなるために起こります。
また痔など肛門に痛みがある場合にも起こる。

対 策:玄米菜食を摂り、規則正しい排便リズムをつくることが大切ですよ。
4.症候性便秘
大腸ガン、腸重積、クローン病などの腸の病気などに起因するもの

対 策:これはもう、すみやかに専門家の診断を受けることが必要です。

ストレスが原因で起こる痙攣性便秘の3つの改善法

長期間にわたるコロナで多くの方が大きなストレスを受けています。
ストレスによって便秘になった方も多いのではないでしょうか。
「ストレス」が主な原因となるものに痙攣性便秘があります。
ストレスに焦点を充てて便秘の改善法を
ご案内したいと思います。
①野菜より海藻を食べるようにする
(水溶性の食物繊維を増やし、不溶性の食物繊維を減らす)
②寝る前にホットミルクを飲む

③お腹を温める
食事のバランスには注意しているのに便が出ない。
強くいきまないと便が出なくてつらい・・・
そういった場合はストレスを考えましょう。
ストレスが原因になっている便秘には、便秘薬や食物繊維といった
一般的な便秘対策はなかなか通用しにくいです。
では、どうすれば良いのか。
ストレス便秘に心当たりがある人は、夜寝る前はゆっくり過ごす時間を作りましょう。
(スマホを手放さないなんていうのはダメ)
少し照明を落として、好きな音楽を聴いたり、ぼーっとしたりすることが好ましい。

昼間の興奮状態から夜の休息時間への移行が大事。
それを続けるうちに腸が少しずつ、本来の健康な動きを取り戻してきます。
腸と心は密接につながっているのです。
②の寝る前にホットミルクを飲むは、③のお腹を温めることでもあります。
便通を改善するオリゴ糖食品『カイテキオリゴ』
便秘の改善に食べると良いもの

1.肝機能・腎機能を整えるもの
<肝臓回復>イカ、貝類、魚、・ささみ、魚、大豆、青魚、くるみ、えごま油
<腎臓回復>果物、野菜、くるみ、ゴマ、山芋、自然薯、ごぼう、レンコン
2.血液を浄化し、腸内環境を整えるもの
チーズ、ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌、ぬか漬け、甘酒
3.食物繊維やミネラルを豊富に含むもの
<食物繊維>
アボカド、ごぼう、ほうれん草、りんご、干し柿、ライ麦パン、にんじん、
干しいちじく、なめこ、しめじ、茹で栗、ひきわり納豆
<ミネラル>
ぶなしめじ、ケール、豚肉、パセリ、モロヘイヤ、イチジク、胡麻
ルッコラ、アボカド
4.自律神経の働きを整えるもの
トマト、バナナ、ブロッコリー、

また、ストレスを多く感じる方こそ
ビタミンCを積極的に摂取することが好ましいので、
ほうれん草、キャベツ、パプリカ、いちご、キウイなどで
ビタミンCを摂ると良い。

<まとめ>
便秘が辛いと即効性のある便秘薬に手を出すのもやむを得ないこと。
でもお薬は長く飲み続けると次第に効かなくなるし
便を自力で出すという体の働きも弱くなってしまいます。
根本的な便秘改善のために生活習慣を見直してみましょう。
長い目で見ることが大事ですが、きっといい結果が待っていますよ。
今日も最後までお読みいただき有難うございました^^

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